舌フェチ部下クンのドキドキおねだり

チラチラ見てくる部下がミスを連発
私はPR会社に勤める莉奈。
2歳年下のタケオカくんという部下がいるんだけど、彼が最近、ちょっと困ったことになっている。
真面目な性格で仕事はそつなくこなすタイプだったのに、ミスが目立つようになったのだ。
「おーい、タケオカくん、仕事は大丈夫? 最近疲れちゃってない?」

私が聞くと、タケオカくんは首を振った。
「だ、大丈夫です。別に疲れているわけではなくて」
「ん? 他に理由があるの?」
尋ねると、タケオカくんは顔を真っ赤にして「あの、その」とかもじもじし始めた。
「まあ、とにかくミスは気をつけようね」
タケオカくんは私をじっと見つめたまま、何度もうなずいた。
席に戻った後も、タケオカくんの視線をやたらと感じた。
はあ~、ちゃんと集中してくれてるのかなぁ……。
事件が起きたのは、その4日後だった。
タケオカくんが大口の取引先を相手に、ありえないミスをしでかしたのだ。
ピンチをチャンスに変えた部下クンと飲みに行き……
「先方、カンカンだよ!」
平謝りのタケオカくんは、私の口元ばかり見ている。
「さっきから口ばかり見て、ちゃんと私の話聞いてるの!?」
「聞いてます。す、すみません……」

「とにかく私も手伝うから、ここから取り返すよ!」
タケオカくんと一緒に、その日は深夜まで残業。
終電で一旦帰って仮眠を取り、始発から2人で再び作業した。
タケオカくんのがんばりもあって、夕方前にはなんとか立て直しができた。
先方に改めて謝罪の電話をしたタケオカくんは、通話を終えると私に向き直った。
「先方がよくこの短時間でミスを取り戻せたって褒めてくれました。それで新しい契約も結んでくれると」
聞けば、今回のミスを補ってあまりある大型の契約だった。
「ええー、すごいじゃん! これ、キミの手柄だよ。よし、私のおごりで飲みにいこうか!」

2人で会社近くのダイニングバーへ。
あまり寝ていないこともあって、2人ともべろべろに酔ってしまった。
「今回の契約で、うちのチームの評価がすごく上がりそうなの。ご褒美で、なんでもひとつ聞いてあげるよ」
「……本当に、なんでもですか?」
タケオカくんが、真剣な表情を向けてきた。
「では、主任の舌が見たいです」
「え、はあ?」
一瞬、耳を疑った。
だが、タケオカくんはまっすぐに私を見つめて言う。
「あっかんべーみたいに、舌を出してください。実は僕、舌フェチでして。主任の舌がすごくキレイだからいつも見てしまって、それで仕事に集中できなかったんです」
「じゃあ、あのミスは私の舌を見てたからってこと?」
「はい、主任の舌をしっかり目に焼き付けないと、またミスしてしまうかもしれません」
「そんな脅すようなこと言わないで。わかったわよ。舌を出せばいいのね。ほら……れろぉ」

大きく口を開けて、舌を伸ばす。
タケオカくんがまじまじと見てくる。
「ひょ、ひょっと、見すぎぃ……」
タケオカくんのクールな視線を浴びて、舌が少し震えてしまう。
口の中に唾液が広がって、いまにもこぼれそうだ。
それなのに、お腹のあたりが熱くてたまらない。
「おねふぁい……もうみふぁいれぇ……」
するとタケオカくんは、はっと我に返った。
「ぼ、ぼく、すみません! 変なこと言って、今日は帰ります!」
逃げるように店を出ていった。
一人取り残された私は、テーブルの下で太ももをこすり合わせた。
「もう、この変な感じ、どうすればいいのよ……」
独り言ちて、ワインを流し込む。
私は口の中で、いつまでも舌で転がしていた。
先ほどまでの彼の視線を想像しながら……。
舌を見てほしいの。目覚めてしまった美人上司
翌朝、私は出社するなりタケオカくんのデスクへ向かった。
「主任、昨日はすみませんでした」
平謝りする彼に、私は小さく首を振る。
「いいの、それより、ちゃんと見て」
私は口を開き、舌をめいっぱい伸ばす。

タケオカくんは狼狽しつつも、その目は私の口元にくぎ付けになる。
「舌を見せるとドキドキしちゃうの。こんな体にした責任、ちゃんと取ってよね」
空中で舌をれろれろと動かす私。
ヤバ……こんなゾクゾクすること知ったら、もう戻れそうもない。
END